目次
最近、文字数がやたらと気になります。
理由は
1.このブログを始めたからということ
2.超スピード文章術 という本をよんだこと
3.ライティング講座を受講していること
先日の、佐世保青年会議所の3月例会の理事長挨拶でもお話ししたのですが、今年は自分自身、アウトプットを大量にしていくことを目指しています。そのモチベーションを保つ工夫として、Facebookで、毎月ブログを100更新チャレンジ!というグループにも参加してみて、下手でもなんでも、まずはアウトプット!の習慣づけをしています。
100記事ってなかなかですよね。
一日3記事なので。
そりゃー、単純に「今日の朝ごはん、昼ごはん、夜ごはん」を載せたら更新はできるのですが、たぶん、この世の中で私のごはんに興味をもってくれるのは1人くらいしかおりません。なので、色々と試行錯誤をしています。
せっかくだったら素敵な文章を書きたいし、たくさんの方に見ていただきたい。
そこで、平均4~5日間で10万字を書き上げた著者が書いた本から学んだことを実行していきたいと思い、書き留めておくことにしました。
序章 なぜ文章を書くのに 時間がかかってしまうのか?
そもそもなぜ、LINEは全世代に受け入れられたのか、というところから始まります。
みなさん、使ってます??Line
私も最初のころは使わずにいたのですが、あまりにも周りの方で利用している人が多くなってしまったので、やむなく始めることにしましたが、いまではすっかりメインのコミュニケーションツールになってしまっています。
Lineの最大の特徴として
1.スタンプ
2.会話(チャット)形式
3.キャリアの壁がない
というのがあげられると思います。
この2つ目の会話形式という部分が、広く受け入れられた要因で、それ以前のメールの場合、どうしても「件名」「出だし」「終わり」を考えなければいけなかった。
しかし、Lineは長い文章を書かなくても会話が成り立つ。
なんなら、用件のみをかけばいいので、誰もが抵抗なく、早く文章を書くことができているのだと著者は言います。
「うまい文章」が求めてないから安心して返信できるわけですね。
日本人は他の国に比べると、ストレートに物事を表現することが苦手だからかもしれませんね。
それでも表現しにくいことなどは、様々なスタンプがあるので、スタンプを多用することで自分が伝えたいことをワンクリック(クリック?プッシュ?)で伝えられる、すがすがしさがあるのだと思います。
最近ではビジネスでもLineを活用する人が増えてきていますが、それについての私の見解はまた後日。。。
脱線しましたので戻ります。
要は、著者は「用件だけ」でいいたいことは伝わるのだと主張しています。
なかなか、長い文章を書くことができない人というのは(と、いうか得意な人のほうがままだまだ少ないですよね)うまい文章の呪縛にかかっているのです。
ブログもしてないし、別に長い文章はあんまりかかないから、と思ったそこのあなた!
少なくとも、ビジネスマンであれば必ず必要な機会はやってきます。
SNSの普及で、一億総メディア社会がはじまってしまいそうな現代。
伝える力ってとっても大切だと思うのです。
※伝える力についても後日まとめてみたいと思います。
第1章 10倍速く書ける「素材文章術」
ではやっと本題です。
10倍速く書くために
新聞記事を例にだして、文章は素材が9割であると著者は言っています。
逆にいうと、毎日たくさんの記事を書いている記者の方ですが、素材がなにもない状態では速く記事を書くのは難しいといえます。(今度聞いてみよう)
「素材」という言葉を使ってあるのでとてもわかりやすいのですが、更にこの本では
「魅力的な素材」は料理しない
という表現で説明してくれています。実際の料理もそうですよね!
小説家などとちがって、我々ビジネスパーソンは「わかりやすくて、読み手に役立つ文章」が求められているわけですから。
ここでは「素材」とは読み手にこれを伝えたいと思う内容そのものと定義されており、
①独自の事実
②エピソード
③数字
があげられています。ほとんどの新聞記事はこれで構成されているということです。ぜひ今日の新聞を、この3つを意識して読んでみてください。
素材の説明が終わったところで、具体的な書き方です。こちらは5つのステップ
1.書く目的と読者を決める
2.素材を集める
3.素材を組み立てる
4.一気に書ききる
5.見直す
第2章 正しい素材を集める2つのルール
具体的な内容についてはぜひ、本を読んでいただきたいのですが、私ははっとしたのは、
書く前からすでにわかっている文章の目的・・・表面上の目的
この文章でなにを感じてもらいたいのか・・・真の目的
この真の目的を意識して素材を集める必要があるという部分です。
ここまで読んでみて、文章も、話し方(スピーチ)も同じなんだな、と改めて思いました。私はありがたいことに20代前半で、「話し方教室」に参加させていただいた経験があり、また身近にスピーチの名手がいるのでそこから日々、学んでいるのですが、同じようなアドバイスを受けたことがあります。
つまり、文章も、スピーチも、「プレゼンテーション」なんですよね。
まさに私が身に着けたい力です。
どんどん、読み進めましょう。
第3章 素材をひたすら集める
具体的な素材の集め方、記録の仕方。
キーワードとして、
・付箋
・メールメモ
・連想ゲーム(一人ブレスト)
・雑談
・取材(会話を録音)
がありました。
第4章 素材を読みやすい順番に組み立てる
素材が集まったら、一旦その素材を「見える化」しましょう。
急がば回れです。
プロがやっているのだから、ど素人の私がいきなり書き始めていたことがなんておこがましいことかと、恥ずかしくなりました。
なんでも、段取りですね。
そして必ず伝わる書き方のコツ
「目の前に読者がいると思って書く」
会話では、わからない部分などは質問があったり「反応」があります。
しかし、文章の場合は、「伝え直す」ことができない。
だから、一度読んで、伝わるような文章を書くことが重要なのです。
ほんと、その通りです。
そしてもう一つ大切なこと
「入口」と「出口」
書き出しがつまらない文章が最後まで読まれる可能性は低い
書き出しの役割は「その先」を読みたいと思ってもらうこと
なので、書き出しは「作家」に学ぶこともよいと著者は提案しています。
・共感
・衝撃的な事実
などがいいみたいです
そして「出口」ですが、ここは書き出しと逆で、「結論」や「まとめ」を書けば、読後感を損なわない、ということです。
書き出しと締めの素材を考えながら、構成を練るといいってことですね。
第5章 一気に書き上げる
さて、材料を集めたらここからやっと文章をかいていく段階です。
ここでは「一気に書き上げる」ことが大切と書いてあります。
理由はいくつかありますが、ぎりぎりになってしまうと、追い詰められてストレスがかかる。速く書き上げればそれがなくなる、ということがかいてありました。
耳が痛いです。いや、目が痛いです。
昨日なんて、ほんとぎりぎりの確定申告でしたから・・・。
一気に書き上げるコツとして、
・完璧主義をすてて、まずは書ききる
・多く書いてあとで削る
・書いている最中に悩まない
というヒントがありました。
さっそく、この記事で実践です!
ただし、読みやすい文章を書くポイントは伝授してくれました。
1.一文を短くする
2.すらすら読める「リズム」を作る
3.「」の強調使用
4.順接の接続詞を使わない
5.逆説の接続詞で展開をうむ
6.難しい日本語を「翻訳」する
7.リアリティを意識する
あとは、やはり良質な文章を読み続けることは書く力に繋がるということです。
第6章 読みやすく整える
さて、最後は読みやすく整える です
色々なポイントがありましたが、私は「形容詞」に着目しました。
文章が幼稚に感じられる場合、えてして元凶は「形容詞」にあると著者はいいます。
形容詞は多くが、書き手が経験したことを通して抱いた「感情」や「感動」です。しかし、文章の読み手は、書き手と同じ経験をすることはできません。
形容詞だけを書いても、何に感動したのかが伝わりません。本来、書かなくてはいけないことは「何が楽しかったのか」「何がうれしかったのか」つまり素材なのです
これは私の師匠も言われていました。
たとえば、白という色の表現ひとつとっても
「雪のような白」「白米のような白」「夏の入道雲のような白」は違う。
そこを表現していくことの大切さを何度か教えていただきました。
※実践はできていないし、食いしん坊だから白米がたとえにでてくるし…私。
形容詞をなるべく使わないようにすると、素材に意識が向きます
事実、数字、エピソードで伝わるように置き換えていく作業が必要です。
まとめ
ここまでで、3020文字、40分で書き上げました。
これからアウトプットをするときには、本書で学んだことを活かしていきたいと思います。
現代はメールや企画書、SNSなど文章を書く機会は増えています。
速く書くことができることで、生産性は飛躍的に上がるし、自分がやりたいことを実現できる可能性が上がります。
文章をなかなか書けないと悩んでいる方にはおすすめの本でした!